旧閑院宮邸にまつわる物語

江戸時代、伏見宮、桂宮、有栖川宮と並び四親王家のひとつであった、閑院宮(かんいんのみや)。江戸時代中期の宝永7(1710)年に東山天皇の皇子、直仁親王を始祖として、創立されて以来、昭和22(1947)年の皇籍離脱までの237年間、7代にわたり世襲親王家と…

古くて新しい魅力的な寺町空間

年末年始の買い物客で賑(にぎ)わいをみせる、京都市中京区にある「寺町京極商店街」。幼い頃より慣れ親しんだ商店街の風景も、いろいろ様変わりをみせている。平安京の頃、この寺町通は、平安京の東端を南北に走る道幅32メートルの「東京極大路」であった…